スネオヘアーTOWER RECORD 屋上イベント(2004/12/28 TOWER RECORD新宿店)

寒空の下行われたスネオヘアーインストア(←屋上だから、インストアじゃないか??)ライブ。屋上のスタージには狭いけどちゃんとセットが組まれ、抽選で当たったお客さんは500人くらい、というところでしょうか。腕に3本白のラインが入った赤ジャージにジーンズ、さらにマスク(!)で登場したスネオ、センターに立つとさっさとジャージを脱ぎ、マスクもとる。紺の丸首スウェット。冬の緩い陽光を受けながら、リハのときに太陽がでていて、本番のときはどうか心配だったけど、と言い「ありがとう太陽!」そして1曲目は「長い橋」おお、「フォーク」からじゃないのかっ!と思っていると歌い終わって「はい、アルバムから「The end of despair」聞いていただきました」とスネオ。会場からくすくすと笑い声が起こり「おーわかってるねー」とちょっと嬉しそう。「師走…年の瀬にこんなに集まっていただき…、この暇人がっ!」とか「買い物のついで?」とか「じゃあ、アルバムから何曲か。やって、寒いので早く帰ります」なんていつものスネオの適当なトークをはさみつつ、基本的には音楽を中心に。
アルバムから「LIST」「自我像」と続き、「フォーク」に。屋上イベント、ということで音は決してよくないのですが、それでもスネオの声が高い、薄い青い空に響く。太陽の日を浴びながら歌うスネオは時々遠くの青い空を見ているようで。ライブはスタンディングで、わたしは完全に埋もれてしまっていて、スネオの表情が見えたり、見えなかったりという位置だったのですが、渋谷公会堂で遠くに見たスネオと違い、今日見たスネオの姿は、「33歳・渡辺健二」。しっかり足を地につけて、立っている。今までスネオを見ても若いなーなんて思っていたりしたのですが、なにか、今日のスネオの顔はいろいろなことをしかと受けとめて年を重ねてきた人のように思えました。そりゃーわたしの勝手な思い入れかもしれませんが。でも渋公で言っていた「長かった1年」だったからかな、などと思ったのです。
ライブは「前向きな歌が作れてよかった!」と「テノヒラ」「ストライク」とつづき、一旦終了。こういうライブでもアンコールあるのかな?という雰囲気の中、手拍子が続き、早めに戻ってきてくれたスネオ。最後は「デビュー曲をやります」っっって!!!なななななにぃ!!アンコールは「アイボリー」小さなステージから飛び降り、走るスネオ!そして、歌いきり「サンキュー!!We are スクービードゥ!!」と去っていくスネオ!ああ、抽選当たってよかった。全7曲、40分という短い時間だったけど、素敵なライブでした。
MCで、渋公の後、明け方4時ごろ新曲を作った、というスネオ。お客さんから「タイトルは?」と聞かれて、少し口ごもるも「アジカンみたいなの。…売れるやつ」*1なんて言ってましたが、来年は「ディープに」「ひきこもりで」とのことなので、ますます楽しみです!
今年のライブ納めがスネオだなんて、ああ、私って幸せモノ。終わり良ければすべてよし。願わくば、来年も素敵なライブを、素敵な時間を共有できますように。

*1:夏のライブでもアジカンを意識した発言をしていたとの噂も。いや、発言じゃなくて眼鏡、か?