[テレビ][おぎやはぎ][バナナマン][30min]30minutes (2004/10/22 25:00-25:30)

タイトルコール、この声は…なんか聞き覚えが…と思ったら…杉作J太郎。いきなり登場した荒川良々がなんで上は警官の制服、帽子もかぶっているのに下はトランクス(しかも赤地に白の水玉)なのかが全くわからない今回は、第4話「みかん」

痴漢したのがばれて、懲戒免職になった荒川。寮の屋上から飛び降り自殺を図ろうとするが、なかなか決心がつかない。そこへ洗濯物を取り込みに日村がやってくる。「何?初犯だった??」などとデリカシーのない言葉を浴びせられた荒川は、さっき脱いだ靴をはきもせず、その場を去る。一人になった日村は洗濯物を取り込みはじめるが、そこで干してある赤色のブラジャーを発見。おもむろに手にとり、なんとなくつけてみる。なんとなく満足げにポーズをとったりしていると、屋上に人が来る気配。慌ててそのままシャツを着る。
屋上にやってきたのは、設楽と矢作、小木。荒川が飛び降りようとしているところを目撃した設楽は慌てて、矢作と小木を連れてきたのだ。さっきまで屋上にいたという荒川の様子をいろいろ聞かれるものの、日村はブラジャーをつけていることがばれないかどうかびくびくしていてうわのそら。小木が荒川の靴を発見し、やはり荒川は自殺しようとしていたということを知り、荒川を説得しないとやばいということになる。一番下っ端の小木が荒川を呼びにいっている間に3人はどうやって自殺を思いとどまらせるか話し合う。怒るより誉めた方がいいだろう、ということになりなんとか誉める言葉を探す3人。そこへ小木が荒川をつれて戻ってくる。
みかんをむきながら皆に背を向けている荒川。「警官クビになったらやることないし」という荒川に「そんなこというなよ、考えすぎだよ、気持ちが…繊細なんだな」と矢作。それに合わせ「そうだ、おまえはナイーブなんだよ」という日村に対し「ナイーブなんて意味わかって言ってんのかよ!俺はナイーブとは程遠いんだよ」とキレる荒川。その様子をみながら設楽は「そう…だね、ナイーブとほど遠い人間だから…警察には向いてなかったんだよ」と探り探り、芸術方面へいったほうがいいんじゃないかと勧める。日村はまたそれに合わせて「そうだよ!おまえは天才だ!芸術家になれ!」と言うのだが、荒川は「なんで俺が芸術家なんだよ!俺の絵を買うのか!!」と日村だけにはくってかかる。一人離れて雑誌を読んでいた小木は、矢作に「小木、いけ。なぐさめろ」と言われ、荒川に近づいていって「…がんばってね」とぽそり。矢作に「おまえ…なにやってんだよ。ちゃんとやれよ」と怒られ「だから俺わかんないっていってるじゃないですか!こういうの!」といって泣き出す。埒があかない。そこで設楽が荒川に「おまえに足りないのは…ガッツだ」と語り始める。「あ、俺殴っていいよ。テレビドラマとかであるじゃん…俺、まじで殴っていい…」と話している途中で殴る荒川。殴り合いのケンカになってしまう。慌ててとめる矢作と日村。設楽をおちつかせていると、荒川はふらりとフェンスに近づく。「俺の実家…すごく小さい村で。上京するときもヒーローみたいになって。でも僕、痴漢しちゃって、ほんとのあぶない刑事になっちゃって。もう、おふくろに会わす顔もないですよ。」とフェンスに手をかける。あわてた日村「俺をみろ!」とシャツを脱ぎ捨てる。現れる赤いブラジャー。「…俺を見ろ!心配すんな!俺だって警察官だけど、こんなんなんだ!だからおまえだって大丈夫だ!!」日村の必死の説得に荒川は…。

最後、荒川のお母さんからもらったみかんを4人がそれぞれ座って食べているところで、ふと「それ、俺のなんですよ。返してくださいよ」という小木。お前のかよっ!!しかも日村の答えは「いやだよ」。その後、みかんを食べつづける4人から、カメラがすーっとひいて、舞台の屋上から、空へ、というのがドラマっぽくていいなあと思いました。もちろんそこに最後の余韻もあって、です。そこからの流れがね。
いつも途中で挿入される、人物紹介のシーンが今回はすべてまったく意味がないところがかなりおかしかったです。今回は全員警察の寮にいる同僚という設定で、お互いの関係性はわざわざ入れなくてもいいわけですから。それぞれ「なんで警官になったか」ということに答えているんですが、警官→あぶない刑事というつながりから「どんなドラマを見ていましたか?」という質問になったりして。それに「101回目のプロポーズ」と答えた日村さん、武田鉄也のモノマネ(もちろん似てない)をしてから「いや…初めてやった割りにはさあ〜」なんて言ってるし。矢作の柴田恭平のマネもひどい。設楽さんなんて警官と全然関係なく「松山千春のしゃべるところ」をやりはじめて、すぐフェードアウト→CMだしね!この挿入部分、最初見たときは出てくる人物同士の関係の説明の感じが強くて、ドラマがちょっととぎれるような感じをうけたので、ないほうがいいなあ、でも30分でやる場合に、お互いの関係を説明するには仕方ないのかなあ…なんて思っていたのですが回が進むに従い、説明だけじゃないおかしさが加わってきて、今回はほんとにまったく必要ないくだらなーい挿入だったところがおかしかった!挿入時間も短かったしね。
あと、細かくおかしかったのが最初に屋上に連れてこられた矢作の「勘弁してくれよーテレビ高嶋ファミリー全員出てたんだぞう!」というとこがね。高嶋ファミリーて!!
でも、どっかで「自殺しようとする小木を…」という4話の予告を見た気がするんですが…気のせい?見間違い?夢?そう言われてみると今回は小木⇔荒川でもいける気が…する。怪我のせい?でも包帯してなかったしなあ。いや、別に問題ないんですけど。思い違いなのかなあ、私の。