30minutes鬼(2005/08/26 25:30-26:00 テレビ東京)

ちゃんと毎週見てるんですけどね。でも今日は、30min見ながら極楽のラジオも聞いていたんですよ。「NO.1化けレポート」として「こんばんは、矢作・ポルター・ガイストです」と登場した矢作、極楽加藤と都内心霊スポットとして有名な水門から生中継やっておりました。この手の話、私はダメなのもあり…途中でギブ。でも霊媒師さんに加藤はパワーが強いから防御できるが、矢作は弱いため防御できずとりつかれるとのこと*1。実際にくっついてきていたらしいです。「後半は今は言えませんが、ものすごいスポットへ行きます!」と言っていましたが、どうやら後半はニッポン放送*2へ行って「霊がいるぞ!ニッポン放送ぅ!!」と何度も叫んでいたらしい…。なんじゃそりゃ。

あ、30minに話戻しましょう。今回、映像的にかわいらしく、かつ面白かったですよー。第8話「地球滅亡のお知らせ」以下、思ったより長いんで。

深夜、サラリーマン設楽が帰宅すると、自宅アパートの郵便受けに一枚のハガキが。そこには「地球滅亡のお知らせ」という文字。裏を返すと宛名は「設楽統様」「銀河系惑星思想連合会」の大きく書かれている。「はあ?」と鍵を回し、自宅に入ると部屋は真っ白。白いタイル貼りの部屋で、右、左、正面に真っ白いドアが。驚き、戸惑う設楽。慌てて出ようとするも、ドアは開かない。
一方、黄色い部屋では白い服に身をつつんだ(もちろん眼鏡も白フレーム)矢作と、黄色い服に身をつつんだ日村が銀河将棋に興じていた。「はやくしてよ」と矢作。「ギャラクシーアタック!」と宇宙人のようなものがついている真っ赤な将棋の駒を打つ日村。「なるほど、そうきた」と矢作は「ブラックホールアタック!」と。「よし、じゃあ…インベーダース…!!いや、まてまて、コスモビックバン!!…いやいや…銀河パッション!!…うーん…」と色とりどりの駒を持ち悩み「いっぱいありすぎて、手が。迷っちゃうんだよ〜」と日村。それを聞いた矢作は「そのさ、そういうあれもこれもっていう考え方が、地球をあんなふうにしちゃったんじゃないの?」と責めるような口調。「ちゃんと一つに決めてくれればよかったのにさ」と言われ、返す言葉のない日村は「あのさ、いつ来るの?例の、地球の代表者」、「まあ、ハガキ届いてるから、もうそろそろ来ると思うけど」と矢作。
白い部屋でしゃがんで頭を抱えていた設楽。立ちあがり、とりあえず部屋を見回す。と、白い箱が。「なんだこれ?」と上部のボタンを押すと、「30」というデジタル表示、それと共に大きな機械音が。その音を聞き部屋から出てきたのは矢作。「誰?」「あんたこそ誰?…ああっ!!!」と先ほどの箱を見て慌てる矢作、「何、勝手にスイッチ押してるの?!ええ?!ええ?!…ん?…あれ??…あんた設楽さん??」と急に態度が変わり、「なんだなんだ…おめでとうございます!!」とクラッカーまで鳴らす。「あなたは、地球滅亡の危機を救うための救世主として全地球64億人の中から選ばれました」と矢作、「フゥー、フゥフゥー!!」と真顔で歓声まで。しかし「はぁ?」と浮かない顔の設楽。それを見た矢作、顔色がかわり「はぁ?なんだよ何言ってんだよ。だいだいなんだよオイ殺すぞコラ」と急にチンピラ崩れのようになり、なんやら滑舌悪くごちょごちょ言いながら、設楽に白バイのヘルメットのようなものをかぶせる。すると設楽には映像が見える―
銀河系惑星思想連合は銀河系に存在するすべての知的生命体の思想を管理し、惑星同士の平和的共存を目的とした連合で、惑星の代表者で構成。代表者は管轄惑星の思想を管理する。この連合のおかげで、さまざまな知的生命体の思想は安定、銀河系の平和が保たれている―
映像と共にこう説明を聞いた設楽、「ま、そういうわけだから」とヘルメットを外されるが「あの、話がまったくわからないです」と。「これだから中途半端な知識をもった生物って面倒くさいんだよねー」と矢作、しょうがないなと霧吹きのようなものを持ってくる。「なんですかそれ?」「これはね、話がスムーズに進む薬」と設楽にしゅっと一吹き。「あなたにはこれから、地球を救うために重大な仕事をしてもらいますよ」
どうやら前の担当者がいろんな思想を持ち込んだため、地球にはいろいろな思想が存在し、困ったことになっているらしい。そこで新しく2人の担当者をたて、そのどちらの思想がいいかを平均的地球人と認定された設楽に選んでもらい、地球の思想を統一しよう、ということのようだ。
「そういうことだから、わかった?」と言われた設楽、従順に「わかりました。どうしてだか、あなたの言っていることがすべて真実だと理解できました」しかし、自分がそんな重大なことを決めてもいいのかという設楽に「いいのいいの。あなたは地球上で最も平均的な人間だから」と矢作。しかし「僕が選んで人類が大変なことになったら…」とぐずぐず言う設楽に「うっせーな、あんたが選ばなくたって、どっちみち地球は30分以内に滅亡するの。これは連合のルールだから」とさっきの箱を指す矢作。どうやらタイマーだったらしい。デジタル表示は22。「おかしくないっすか?!」という設楽に「あんたが勝手に押すから悪いんだよ」と矢作。「ええーまじっすかそれ!ええー」と取り乱す設楽に矢作はさっきの霧吹きで一吹き。「…マジみたいっすね」と設楽。「うん。だからあなたに候補者2人紹介するから」と矢作。左のドアを開ける。と、真っ赤な部屋で踊っている荒川。「今のは、こんな感じ」とすぐドアを閉め、続いて右のドアを。と、真っ青な部屋で竹刀を振るっている小木。…この二択??「話聞いて、決めてもらえばいいから」と言う矢作に「でもやっぱり…」という設楽。ここでまた一吹きされ「はい、わかりました。がんばります」矢作は「よろしくね、地球代表」と設楽の肩をポンポンと叩き、正面のドアへ入っていく。
一人残された設楽、しばし考えてからまずは左の部屋へ。ダンスミュージックが流れ、そこでチュッパチャップスを口に踊る荒川。頭に赤いタオルを巻き、赤いタンクトップに赤いスパッツという真っ赤ないでたち。「俺。MCヨシヨシ、5歳。ヨロシク」とYOチェケラッチョの荒川。「アンタ、なかなかセンスある顔してんジャン」「地球人の思想は俺にまかせておきなYO!」そんな荒川の思想は「年上を大事にするとか、たてるとかそういうのはやめて、人類すべて平等。ピース」というもの。「…全員平等、確かに思想だと思います」という設楽に「だろ?アンタマジセンスあんジャン。マジセンスのないくだらない上司の命令きくなんて超ナンセンスジャン」「オレに決めるダロ?」という荒川に「ちょっと待ってください」と部屋を出る設楽。「平等か…まあいいんだけどな…」と今度は右のドアをノックする。中からは「誰だ?!」という声。「あの、地球代表…」というと「名を名乗れ!!」、「設楽、と申します」「入れ!!」と、入るなりに竹刀で地面をビシィッとたたき「ばっかも〜ん!!」と設楽の胸ぐらをつかむ小木。その姿は軍曹。帽子をかぶり、眼鏡はフレームなし。で、すべて青い。「貴様、年はいくつだあ!」と叫ぶ小木に「32歳です」と答える設楽。「私は、軍曹オーギー、4567歳だ!貴様、年上の部屋に入るとき、失礼しますとなぜ言えんのだあ!!礼儀なくして銀河の規律は成り立たん!!(ビシィッ)ぶったるんどる!ぶったるんどる!わたしを地球の担当者にせよ!地球人のすべてを正してやるわ!!」そんな小木の思想は年上をとにかく重んじるというもの。礼儀を重んじる、規律ある上下関係が思想。「なるほど」と正座をさせられた設楽。「そうだ。後輩が先輩をたてる、このルールを守らないから下らない犯罪が起きる、ルールを守ることによって、本当に成熟され、安定した社会が築かれるのだ!!」と力説する小木。「そうだ、敬礼!!」となぜか敬礼。設楽も慌てて立ちあがり敬礼。「よし!私を地球の担当者に選べ!!」。「ちょ、もうちょっと考えさせてください」と部屋を慌てて出る設楽。「なにぃ!?きっさまー!!」叫ぶ小木。
「参ったな…どうしたらいいだよ」と困り果てる設楽。正面のドアをノックし、中に入る。中では矢作と日村がまだ銀河将棋中。「あ、設楽さん。どうしたんですか?」「あ、この方が地球代表の設楽さん?あ、どうもどうも!」と握手を求める日村。「だ、誰?」という設楽に「私が以前地球を担当しておりました、ヒムーラです」そうとう迷っちゃってかなりいろいろな思想をやってしまったという日村、どうやらこの人が原因な模様。「で、設楽さん決まったの?」と矢作が聞くと「極端すぎるんですよ。両方をちょうどいい感じにすればね」と言う設楽。「そう言われてもな、どちらか一つ決めてもらわないと。ルールですから」と矢作。「でも、選べないですよ」という設楽に「わかりますよ、その気持ち。私ね、手伝っちゃおうかな」と日村。「ヒムーラさん、ちょ、いいかげんにしてください。アンタもう担当者でもなんでもないんだから!次の手打って!!」と怒る矢作。「えーもうやんない!こんなくだらない銀河将棋なんか!」と子どものような日村。「は?ちょ、ずるいよそれ。勝負放棄したらね、100万ギンガ払ってもらうよ!!」とムキになる矢作。「何それ!?」「そりゃそうだよ!」と2人。「…これ、地球の将棋と同じような?」とやんわり聞く設楽。「そうだよ。地球の将棋もオレら作ったから」という矢作。「あ、…じゃ、ちょっといいですか」と一手。と、日村「…え、これ、出た!これギャラクシマクラバーフォーティーフォー!!そうか、この手があったか!!!」と叫ぶ。「え?なんで…こんなすごい手を…」とつぶやく矢作。「将棋、趣味なんです」という設楽。「ああ、設楽さん、あなたは私の恩人です。私、あなたのこと全面的に協力しますよ。一緒に地球を守りましょう!!」と日村。
次の手を考える矢作を部屋に残し、白い部屋に出てきた設楽と日村。まずは2人で赤い部屋へ。荒川に話があるという設楽「確かに平等って言うのは大事だと思うんです…でも、年上の者を尊重する気持ちも大事だと思うんですよ…だからその二つを共有する思想にしてもらうっての…」「だせえ!!」と設楽の言葉を遮る荒川「そういうアンタが一番だせぇよ!」「じゃあ年上だったらどんなダメな奴の言うことでも聞くのか!?」という荒川をおいて、部屋を出る二人。今度は青い部屋へ。とたんにビシィッ!!「無断で年上の者の部屋に入ってくるとは何事だあ!!」ビシィッ「年上のものを尊重する!それが一番大事なことなんだよ!!」ビシィッ!!それを聞いた日村「それ、さっき設楽さんが言ってたこととまったく同じですよ!設楽さん、こっちにしましょうか!」と言うが「いや、それはそうなんですけど…全部が全部そうじゃないと…年上の人でも尊重できない人も…」とごにょごにょいう設楽。それに対し小木は「年上がシロっていえばシロなんだ!お前だって年上になるときがくるんだぞ!!」ビシィッ!!!
「設楽さん、アンタ曖昧な人だなあ〜」白い部屋に戻った2人。「もとはといえば、あなたの責任でもあるんですよ」と設楽。そう言われて「仕方ないか、じゃあ私から説得して、どちらかに譲歩してもらいましょう」と日村。
しかし、「譲歩なんてできないよ」と赤い部屋の荒川。もちろん「(ビシィッ!)ふざけんな!そういう考え方が上を上と思わぬ生意気な小僧をうむんだよ(ビシィッ!)」「あなたの考えは古いんですよ!」と言ってしまった日村、竹刀を首もとに当てられ「お前、叩き殺すぞ」と言われ「いや、僕が言ってるんじゃなくて、向こうの部屋の若造が…」というと「なにぃ?!」と荒川の部屋へ向かう小木。「いいかげんにしろよ!!」と荒川の声。そして2人、白い部屋へ出てくる。睨み合う荒川と小木。「ふざけんな!オレが地球担当になったら、ちょっとでも先輩面するやつがいたらぶっ殺す!」「だったら俺は、先輩に敬語を使わなかった人間はぶっ殺す!」と、ここでゴング。取っ組み合いを始める2人。そこへ部屋から出てきた矢作、「何してんの!やめなさい!!」と止めに入るが止まらない。慌ててさっき霧吹きを出してきた部屋の住みにある箱の中から、小さいラッパのようなものを出してくる。それを吹くと、喧嘩をやめる2人。「あなたたち、何を考えてるんだ。銀河の平和を目的としている連合のものが喧嘩するなんて、2人とも担当者失格です!」と矢作に言われ、唇を噛み締める2人。「…ということは、地球はどうなるんです?」と設楽。「担当者がいないということは、地球は消滅です」と矢作。「ちょっ…それ、おかしくないですか?」「それが連合のルールです」皆の顔を見回し、設楽「待ってください!僕、地球の代表ですよね?じゃ、地球代表として連合にひとこと言わせてください!…地球は、銀河系惑星思想連合から脱退します!!」と宣言。「何バカなことを…」という矢作に「地球人は、自分たちで、自分達の思想を作る!」と設楽。「そんなことしたら銀河の平和が保てん!」と言いきる矢作に「信じてください。地球人は自分たちで作った思想で平和を作り上げます!!」と設楽、床に転がっていた霧吹きで皆に一吹き。「信じてください!」すると矢作、けろっと「信じよう。地球人の力を。今日をもって地球は銀河系惑星思想連合脱退だ!!」と。他のみんなも口々に「そうだ」「そうだ」という中、達成感を感じながら、設楽はドアへ向かう。タイマーが0になるなか、「失礼します」とドアをあけると、そこはもとのアパートの廊下。安堵のため息をつき、ほっとする設楽。
…と、その目に、郵便受けにあるハガキが…。
「地球滅亡のお知らせ…?…また??銀河系惑星オシャレ連合??」

いやー今日、おもしろかったです。なんかも設定が超バカバカしい。そして衣装とセットがいい。設楽は普通のリーマンでスーツ+ネクタイなんですが、他のメンバーは矢作・白、小木・青、日村・黄、荒川・赤でキレイ&キュート(小木除く)。もうね、矢作は前髪をあげ、白スーツに白ネクタイ、眼鏡は大きめオシャレ眼鏡系の白フレームというくずれホストのような出で立ち!!それだけで満足している自分が嫌ですがしょうがないです満足です!!そして小木の気持ち悪さよ…。眼鏡はフレームなしでたぶんレンズが薄い青なんじゃないかと思うんですが、すげー気持ち悪いの!!帽子もかぶってるんですが、荒川との喧嘩シーンで帽子がぬげ、髪がペターンとしているのがますます気持ち悪さ増!!!ぎゃー!!それに比べると黄色い日村の愛らしいことよ…キノコ。荒川はエセラッパー感があまりにも胡散臭い!!そんな5人のおかしさが存分に発揮されておりました。セットも原色でキレイだったんですが、小道具もかわいい。連合の説明シーンはイラストだったんですが、さすがニイルセンという感じ。ついでに今回は矢作が説明っぽくしゃべるシーンがたくさんあったんですが、すごいギリギリの線だよな…さすが矢作。小木もセリフ回し早過ぎて危なかしいしさー。さすがおぎやはぎだ。わはは。





*1:スタジオの極楽加藤は「それ、体格みて言ってませんか?」と言っていた。私もそう思ったけど…。

*2:極楽のラジオはTBS。