GOLDEN BALLS LIVE(2005/08/04 19:00〜 アートスフィア)

渋谷をダッシュしてりんかい線に飛び乗り無事に開演に間に合いました…。以下、単なる感想だけですが一応。
昨日の初日の感想をちらりちらりと読んでいたので、どうしても開演前に入りたくて走りましたよう。よかった間に合って。ふう。
今日は2階の特等席(!)で素晴らしい眺めでございました。いやあ、しかしあのセットすごい。本当にすごい。すごいって聞いていても「すげー」って言っちゃいましたから。一人なのに。
なんだかもう、ずっと楽しくて幸せな「笑」の時間をもらえたなあ、というのが感想です。楽しい世界に連れていってもらったというか。5人並んでの冒頭のを観てなんとなく、やっぱラーメンズっぽいのかな、って思ったんですが、その後はそうでもない、というかまた別の感じのものがたくさん観られたと思います。私は生では「アリス」しか観たことなくて、あとはDVDでいくつか見ただけなのでそんな比較してどう、とは言えないのですが…人数がいるからこその勢いがあったように思いました。作り上げられた、というよりはその場の勢いで持っていくような。でも「勢い」っていうのはすごく舞台上では大切だから、2人のときとはまた違ったそういうものが出てて面白かったです。こうお祭りっぽい感じ?男5人裸祭りだわっしょーい…みたいな?
でも「愚問」とか「ヨガ」とかもうバカっぽいんだけどすごいなーって思ったり、家族コントの細かいネタなんかは本当にはまって大笑いしました。あ、家族コントでは西田さんがトランペットを吹く場面、小林さんが出てきたところでちゃぶ台の上にあったトランプをバサバサバサッと派手な音と共にばらまく片桐さん…あまりの音に場内爆笑。芝居続行不可能に。ちゃぶ台の下に隠れる片桐さん…カーテンコールでも小林さんに指摘されて、最後お辞儀するところで頭を押さえられておりました。
あと、映像も面白かったです。キレイ、というかものすごい凝っているというか。「大人になってわかったこと」は最後のシメがすごいきれいすぎてしばらく止まってしまいました。「チャンス」もグロかわいくてよかったです。そして最後の片桐さんはすごかった。鳥肌立ちました。ああいうのって、どこをどうやったら出てくるんだろう…ほんとにすごい。ああ、語彙が貧困なわたし。
カーテンコール、最後は「MCが嫌だ」という小林さん、他の人にふるが誰も引きうけず…と、1人だけ、やりたそうな久ヶ沢さん。真ん中に出てきたはいいけど隣の小林さんが耳打ちし、その通りに話す。「お手元のアンケートを…」などと最初は順調に言っていたのに最後は「この後は久ヶ沢徹スタンダップショー、5分後に開演です」とかなんとか言わされておりました。拍手。久ヶ沢さんもいい味出してましたが、西田さんも野間口さんもいい味だしてました。野間口さん…メガネ…いいなあ…。しかし片桐さんの役者ぶりはすごい。「アリス」を初めて観たときにも「なんていい声してるんだ」って思ったのですが、広い舞台でも栄える声。
そして作・演出としての小林さんのすごさも。私は4月に「アリス」を観たときに、たぶんこの先、こうしてラーメンズの公演を観ることはないかもしれないな、と寂しく思っていました。それは単純に物理的な問題で、東京に住んでいるからこそ、という気持ちがあったのです。でも、今日、このライブを観て、決めました。必ずまた、小林さんの考えたことを、おもしろいものを、みせてくれるものを観にいきます。次に、どんなことをやるのかどうしても気になるから。どうしても、観たいから。