30minutes(2005/07/08 25:30-26:00)

お、OPがカラーになりましたね…もしかして先週は間に合わなかったのか…??いや、単にそういう演出??
今回のゲストは山口紗弥加。第2話は「Wプレゼン」なんと舞台はリトル・ウッドですよー。

茶店リトル・ウッドの店内。携帯電話で忙しそうに話をしている広告代理店勤務矢作の向かいにはイラストレーター兼マンガ家の設楽。「あ、設楽ちゃん、え、何、お仕事??」と水を持ってきたマスターの小木。「俺に手伝えることがあったらなんでも言って」と言う緑のチェックベストに蝶ネクタイの小木マスター「たぶん、ないと思うけど…」と設楽に言われ「そうだよね、そうだよね」と笑顔で去っていく。「大変そうですね」と電話を切った矢作に言う設楽。「大変って本当は言いたくないんだよ。いやみでしょ。でもね、今日は思い切って言っちゃおうと思ってんだよ設楽ちゃん。」と矢作。「設楽ちゃん、俺、大変だよ」それを聞き、苦笑いしながらも「はい」と返事をする設楽。「逆に、設楽ちゃん、時間大丈夫?」と聞いておきながら「あ、逆にこっちが時間ないんだ」と嫌な感じ。とりあえず、頼んでおいたイラストを見せるようにいう矢作。どうやら今度「群馬リトル万博」というものが行われるため、そのイメージキャラクターのデザインを頼んだという。「もしこれ、採用されたら、一気に売れっ子だからね」という矢作に「俺、今持ってる力をすべて注ぎこんでやりました。見てください」とイラストを取り出す設楽。「なにこれ?」出てきたのは「ロボットウッドくん」。科学と自然、というテーマの元に作成されたそれは、根の部分が蜘蛛のような感じで、幹には怪しげ光を放つ窓のようなものが。とりあえずまったくかわいくなくて邪悪な感じ。しかし嬉々として話を続ける設楽、「立体もあるんです」と袋から出してくる。「ボタンを押すとおしゃべりするんです」とボタンを押すと、地獄の悪魔のような声が。「止めて、おしゃべりやめさせて。怖いよ、すげえ怖いよ」と矢作に言われ「はあ…えっと、他のもあるんで」と別のイラストを出す設楽。今度は「アルマゲドンくん」という上半分は人の体っぽいものの胸の部分に大きく目、まわりに小さい目が無数にあり、手は6本、下半分は戦車というすごい構造。「これですね、科学と自然が戦ったらどうなるかってテーマで作ったんです」という設楽、さらにやはり作った立体を出してくる。「すげえ怖いよ!!あのさ、こっちが欲しいのはみんなに愛されるキャラクターが欲しいの」と怒り出す矢作。「これ、バケモンだよね。バケモンって今まで1回も愛されてたことないんだよ!!こっちがあげたチャンスを生かす気あんの?!」と言われ、「もちろん、あります。大丈夫です。まだあります」と封筒を出してくる設楽、時計をちらりとみて「あの…ちょっと見といてもらっていいですか。僕、ちょっとトイレへ…」と立ちあがる。その後姿を見つめながら「がんばれ、設楽ちゃん」と拳をにぎりしめる小木マスター。
同じ店内では、マンガの打ち合わせが行われていた。タイトルは「格闘チャンピオン荒川物語」。ストーリーは悪ガキどもにいじめられてばかりいた荒川少年は、親に格闘ジムに連れていかれ、そこで格闘技の素晴らしさにのめりこみ、努力を重ねプロデビュー、いつしかゴリラに育てられた男と呼ばれるような最強のチャンピオンになった、というもの。「編集部でも評判いいんですよ〜」という編集者日村。その向かいにはマネージャー山口と、ゴリラ荒川。不服そうな顔の2人。そこへやってくる設楽。「先生〜遅いですよ〜」と日村。実は本業はイラストレーターなのだが、それだけでは生活できない設楽は少年誌のマンガも書いていて、今日はたまたまその2つの打ち合わせが被ってしまったのだ。「で、原稿?」と聞く設楽に「OKOK、パーフェクト!!」という日村。「あの、じゃあ僕、時間ないんで、失礼します」と席を立とうとした設楽に「これ…あれだよね…」と荒川。意味がよくわからない2人に、山口が「このマンガでは納得できないとゴリラは言っています」と通訳する。「これには…俺のあれが出てない」という荒川の言葉を「このマンガには俺のゴリラのキャラが出てないと、言っています」といちいち通訳する山口。それによると、もっとゴリラのキャラクターをひき立てろということらしい。そこへ水を持ってきたのが小木マスター。当然、設楽を見て「あら、設楽ちゃん、なんでこっちにいるの?」と言うが、ちょうどゴリラ荒川に気づき「俺、この人知ってる!え?!なんだっけ、ゴブリンだ!!俺まあまあファンなんだ」と興奮して言い始める。それを聞いた日村は「君、失礼だよ。ゴブリンじゃないよ、ゴリラ荒川良々だよ」と小木に言うが、それを聞いた小木は「そうだよ、ゴリラだよ、俺まあまあファンなんだよ!!」とますます興奮。怒った荒川はゆっくりと立ちあがるが、日村になだめられ、ゆっくりと腰を下ろし「俺の人気なんて所詮、こんなもんだよ」と吐き捨てるように言う。そんなことないと慌てる日村だったが、山口も「格闘技界では大スターですが、世間一般での認知度はまだまだ低いです」と。そこで、知名度をあげるためにゴリラに育てられた男というキャラクターイメージを作りたいという。「つまり、このマンガをゴリラに育てられたマンガという設定に直してください」という山口に「ええ、そうですね」と返事をする日村。「そうですねじゃないでしょ、これ自伝マンガでしょ」と慌てて日村に言う設楽。そうだよな、と日村「すみません、今回ドキュメント自伝マンガでいきたいので、いくらチャンピオンの申し出でも無理です」と言い直すが「…帰ろうか」とこの話はなかったことに、という2人に「はい、わかりました、じゃあこの方向にしましょう!」と即決。「先生、お願いします」と言う。「時間がないんですって」という設楽に強引に直すようにいう日村。設楽はしぶしぶ「わかりましたよ」と返事をし「その前に…トイレ行かせてください」と席を立つ。
設楽が戻ってくると、かなりグロイイラストを前にご立腹の矢作。「バカにしてる?!」と言う矢作に一つずつ説明をする設楽。しかし「ふざけんじゃねえよテメこのやろう!」と高い声で怒鳴る矢作。「怖いんだよ、おめぇの書くキャラクター全部こええんだよ!!なんか勘違いしてない?!」ピンチヒッターである設楽の書きたい絵はどうでもいいから、みんなが喜ぶキャラクターを書けという。設楽は「わかりました。じゃあ今から矢作さんの言うように書きます。待ってください!!」と紙とペンを慌てて取り出す。そのとき、さっきの少年誌の原稿、両親と、生まれたばかりのゴリラ荒川が…それに目をとめる矢作、「ちょっとまって、何これ。これすごいいいじゃん。こういうの、子どもが喜びそうなタッチって」と原稿を手にする。「しかも家族団欒って感じでほのぼのしてるし」と誉められ、キャラクター名を聞かれ、つい「群馬万博リトル家族です」と言ってしまう設楽。「あの…これ…ほかで…」とオロオロする設楽の目に、矢作の後ろで「向こうで怒ってるよ!!」と必死で(非常にわかりにくく)ジェスチャーする小木の姿が。「ちょ、ちょっとすみません。マスター、矢作さんに最高においしいやつ出してあげて、俺から」と言い、慌てて原稿をつかんで席を立つ設楽。
「早く原稿のほう直してください」と日村に言われ慌てて原稿を出す設楽、間違えてさっきの万博キャラクターのうちの一つを出してしまう。と、「これ、いいじゃん」と言う荒川。「こっちの方がいいよ」といたく気に入った模様。なんだかよくわからないけど、うまくいきそうな気配の中まとめに入ろうとした日村に、「ゴリラに育てられ、ゴリラとほぼ同等の力を持っていたのに、子どもにいじめられたりするでしょうか」と言い始める山口。荒川も「じゃあこうしよう、俺が、悪ガキどもをすべてぶっ殺した」と言い始め、ぶっとばす動きをする。その拍子にコップが倒れ、万博リトル家族のほうの原稿は水びたしに。「ああっ!!」と慌てる設楽に「それはもう、ほら、いらないやつだから」と日村はのんきに言うが、「やばいよー」と慌ててそれを矢作のところにもっていく設楽。それを見た矢作は当然「ちょっと、なにこれー勘弁してよもう。どうすんだよこれ」と。「新しいのすぐ書きますから!!」と慌ててカバンを取りに日村のもとに戻る設楽。しかし、そこでストーリーのまとめを話されるが、その間にそーっと矢作の元にもどる設楽。戻ってみると矢作は「今、電話あってさ、有名なイラストレーターの先生がやってくれることになってさ」ともう必要ないという。「もうしまっちゃっていいよ、このイラストと模型。あと、イラストの世界向いてないから、もうやめなね」と言い放ち、「でも、僕、今日は認めてもらうまでがんばって…」という設楽に「うざいね、すごいうざい。自分の考えを押しつけるタイプ、すごいうざい。気持ち悪い」とまで言う矢作。と、「ふざけんじゃねえよ!!」と小木マスターの声が。「俺、よく分かんねえよ。よくわかんねえどころか、まったくわかんないわよ!!よくわかんないけど、あんた、設楽ちゃんになんかすごいひどいこと言った気がする!!謝れ!!設楽ちゃんに謝れ!!謝んなさいよ!!」と必死に叫ぶ小木に「マスター、ありがとう。」と言い、矢作に頭を下げ去っていく設楽。そのまま模型も持って日村のところへ。ちょうど荒川のライバルをどうするか話をしていたところで、その模型を気に入る荒川。「いつのまにこんなキャラクターを生み出したんですか!!」と喜ぶ日村に「こんなの、俺のひとりよがりで最悪だよ」と吐き捨てるように言う設楽。「こんなマンガ誰が読むんだよ」という設楽に「いいじゃないか」と荒川、「俺は今まで、自分だけを信じてやってきた。誰にどうこう言われてやるのではなく、自分自身が本当に納得できるものしかやらない」と通訳する山口。それを聞き、意を決したように立ちあがる設楽は矢作のところへ向かう。電話中の矢作に向かって「俺、もう矢作さんのために絵、書きません」と設楽。そこへ水の入ったコップを二つもってくる小木マスター。コップを受け取った設楽、一つ、一つと水を矢作にかける。「何これ?!こ、このやろう!!!」と設楽に殴りかかっていく矢作だったが、勢い余って後ろにいた荒川をぶんなぐってしまう。「危険です…逃げて…逃げてみんな逃げて!!」と山口が叫び、皆逃げる中、救急車の音と共に、ゆっくりと矢作に近づく荒川…。
小木マスターに店の外に放り出された矢作。もちろんアザやら鼻血やら。店内ではマンガの打ち合わせが楽しげに続けられている…そして、できあがったものは…

最後は小木マスターが、「まあマンガは内容がすっごいつまんない、群馬リトル万博は開催されたが全然人が入っていない」と語って、去っていくとその後ろには万博リトル家族のポスターが。というオチ。
まー今回はとにかくニイルセンの仕事がねー。設楽さんが出してくる万博キャラクターがすごいのなんの。さすがです。そして細かいところで小木さんのオカママスターキャラがおかしかったのと、さらに細かいところで矢作の眼鏡が以前汐留スタイルで作った眼鏡*1だったというところがかなりツボでした。矢作のキャラがまたすごーくいやーな感じなんだよねー。広告代理店の方って…こんなの??こんななの??