THE BOOM Tour 2005“Field of Songs”(2005/06/26 お台場・都立潮風公園太陽の広場) 

いやあ、野外ライブで、スタート14時って聞いたときは「大丈夫か…暑くて倒れるんじゃないか…」と心配したのですが、“潮風”公園の名のとおり、いい風が入ってきました!暑いことは暑いけど、気持ちよく音楽に身も心も委ねることができました。
以下、ツアーが続いているので「続きを読む」使います。
台場駅に着いた段階で2時を回っていて、スタートに間に合わなかったのですが…うう、でも公園に向かって歩いていくと、遠くから音楽が。『釣りに行こう』『24時間の旅』が聞こえる中、てくてくと歩き、会場へ。会場の外でも(つまりチケットなくても)公園内では十分音が聞こえていて、これ知らずに公園に遊びにきてたひとにとってはかなりサプライズなんじゃ…なんて思いました。
会場はブロックごとに分かれてはいたのですが、その中では自由みたいで。芝生の上で敷物しいたり、折りたたみの椅子が置いてあったり。夏フェスのちょっと離れたところにいる感じ。親子できているひとも多かったです。わたしはブロックの外、屋台の近くで見ていました。そこでも十分BOOMのみなさんの姿は見えたしね。
宮沢さん曰く、今回は山川さんが中心に選曲をしたそうで。でも最初選曲通りにやったら4時間近くになってしまい、そこから絞って通しでやってみたものの、それでもMCなしで3時間近くになってしまったそうで。またそこから絞って今日に至ったとのこと。その絞って絞った曲たちは昔の曲もあり、最近の曲もあり、新曲『数え切れない人の中で』もあり。ちょっとすべては把握しきれてないので断言はできないのですが、BOOMのデュエット曲はすべて演ったような…『釣りに行こう』『それだけでうれしい』『二人のハーモニー』『神様の宝石でできた島』この4曲が聴けたのはすごく嬉しかったです。自分の好きな曲をこういうときにやってもらうとすごく嬉しいのは、まあファンならみなさんそうなんだろうけど、でも今日は聴きたいな、と思っていた曲。特に暑い夏、野外で、聴きたいと思っていた曲をどんぴしゃで何曲も聴けてそれだけでもう大満足でした。音とかね、声とかね、そういうレベルでいえばホールコンサートとは比べちゃいけないんでしょうけど。でも野外ならではのいいところというか。音や声の質を飛び越えて「今、この場で聴きたい曲」を届けてくれたということが今日は一番大切な、素晴らしいことだったと思います。
BOOMには、有名な曲がいくつかあって、中にはちょっとかなり有名になりすぎたというか、イントロだけであきらかに会場のざわめきが変わるというか「きゃー」ってなる曲がありますが、でもその扱いにももう慣れている感じがします。それは、前に見たライブのときもそう思ったんだけど。「みんなが待っている」「みんなが喜んでくれる」のをわかっていて、でも「これやっとかなきゃ」とか「やっときゃいいんだろ」じゃなくて、それもやっている方も楽しんでいるというか。うーん…違うかな。でもわたしはそんな感じがするのですが。まあ、もう何十回、へたすりゃ何百回やっているかもしれない曲だから、アレンジが変わってはいますけどね。


今回、印象に残ったのは一緒に観にいった人の言葉なのですが、彼はライブに行った回数は片手でおさまるくらいしかないのですが、3曲くらいきいたあとで、宮沢さんについて「なにかメッセージがあって、やっているだね」と言いました。彼の片手には真心とか、ミス チルとかが入っているのですが、それらとは明らかに違う、と。その後、コミュニケーションについて考えていた彼はただ、その見せ方については違った方法があるのかも知れないと言っていましたが、それでもやはり宮沢さんが発しているメッセージをこうやって感じとることはできるんだなあ、と。それを聞いて、私は2月のソロライブで宮沢さんが言っていたことを思い出しました。
今度は、7月の弾き語りで観ることができます。楽しみです。