MARQUEE NIGHT vol.3 “KK ANYWHERE” KAHIMI KARIE(2005/04/22 CLUB QUATTRO)
行ってまいりました。初めて観るkahimikarie。
クアトロ、久しぶりだったんですが…入った瞬間「あれ?こんな狭かったっけ?」って思いました。最近メインがAXだというのと、今日かなり人が入ってたというのとでだと思います。わたしが入ったのは開演ギリギリだったのですが、もう満員。かなりぎゅうぎゅう。客層は若干上め…といっても20代半ばくらいの女子が多かった気がします。でもわたしのまえにはスーツのリーマン集団が。会場は、階段のところから白い風船が飾られていて、会場内の柱のあたりにも。10分くらい過ぎて、照明が落ち、スタートしました。最初はメンバーが出てきて、チューニングをしているのか…と思っていたらその音がどんどん集まっていくような感じでメロディーに。そしてステージに現れたカヒミは黒っぽい服、あのストレートの黒髪。白くて細い腕。そしてマイクに向かって歌い出した声は、CDと同じ、あの声。…私の中では動くカヒミカリィっていうのはほとんど記憶にないので、写真とCDでしかないのですが、それでもそれとあまりに変わらない、そのままの姿だったのでちょっと驚きました。声は、本当にCDと同じというか…ささやき声なのに、意外と通る声なんだなあと思いました。
ギター、ピアノ、それに弦楽器と管楽器が入り、そこに機械音が加わる形。機械音のピン、と突き刺すような音は微妙なバランスで、でもそれがカヒミカリィっぽいんだろうな、と思いながら彼女の声に揺られる。曲はほとんど知らない曲ばかりだったのですが、どれも心地よく、特に5曲目あたりかな…ジャズっぽい感じで、ボーカルの分量が多めだったものが、好きでした。
MCで話す姿は、なんだかすごく若いお嬢さん、という感じで。久しぶりのライブであること、お客さんがたくさん入っているという感想、などを少しずつ話してくれました。MCの声もささやきとまではいかないけど小声でかわいらしい。ああ、かわいらしいなんて年上の方に対して…でもそんなことは微塵も
感じさせない、なんだろう…ちょっとやっぱり別世界なんだろうなあ。自分と同じ構造とか思えないもの。MCも含め、全体でひとつのライブといった感じでアンコールも含め12、3曲くらい…やったのかな。でもずっと心地よくて、人の間から見えるカヒミの姿をときどき眺めながら、音楽に身を委ねているうちにあっというまに時間が経ってしまった、そんなライブでした。いつも自宅で小さい音で聴いている音たちが今日は広い会場で、その音を待っている人たちと共に聴けたというのが大きいのかもな。みんな待っていたのが伝わってきましたから。いいライブでした。行けてよかった。このタイミングでこういうライブをやってくれて本当によかった。
ここから、ちょっと余談です。
今回のこのMARQUEE NIGHTのチケット、わたしはHPの先行発売で運良く手に入れることができたのですが、このチケット先行発売の際、当初限定100枚と言われていたのが締め切り後、変更になりました。手元に来たチケットが300番台だったのでちょっと疑問には思っていたのですが、それからしばらくして、編集部からメールが。そこでは100枚から変更した理由を次のように書いてありました。
その理由は、こうです。
先行予約の正式インフォメーションは、
「マーキー誌」と「MARQUEEweb」、
そしてファンサイトである「WE LOVE KARIE」の３箇所でしたので、
予約された方々は皆、情報を自ら探して来られた熱心なカヒミさんファンのはずです。
その方々の大多数が、一般の方や（おそらく）転売業者も参入することで、
確実に競争率の高くなる一般発売に回ることが予測できましたので、
限定100 枚というお約束を勝手ながら変更させていただきました。
なぜなら、まず熱心なカヒミさんファンに
ライヴを観ていただきたいからです。
まあもちろん、100枚ってのを勝手に変えるんじゃねえよって意見もあるかもしれないのですが、でも、こういうふうな考え方をしていただけるってのはありがたいなあって思ったのです。少なくとも、100枚で締め切っていたらわたしはたぶん今日、観ることができなかっただろうし…ってのもありますが。でも、そういう背景があってこその今日のライブだったのかもしれないなあ、なんて感じました。
で、帰りにこれ買いました*1。
- アーティスト: カヒミ・カリィ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2004/05/21
- メディア: CD
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