ラーメンズ第15回公演「アリス」(2005/04/21 本多劇場)

観ることができたことにまずは感謝。チケットがとれなかった時点でいったんあきらめたのですが…正直に言うと、1月に本多から出発した「アリス」が全国を回っていく様子をいろんなかたのダイアリーで拝見して、もう、どうしようもなくもう一度見たい気持ちが日に日に強まっていったのです。ああ、あきらめないでよかった。
そして、小林さん、本日も眼鏡装着でした!!わはー。ありがとう眼鏡の神様!!チケット譲ってくれた方も眼鏡でしたよ!!ありがとう眼鏡!!眼鏡万歳!!

…と、あほな感想はこれくらいにして。
本編はかなりスムーズというか、滑らかな感じだったのですが、エンディングはなかなか熱いものになりました。(他にどなたかのっけるとは思うのですが)一応、やらせてください。アリス作文!!まずは片桐さん。

 あきる野市
 両親が
 住んでいます

なんか普通じゃない?とかなんとか言いながら。で、2回目のカーテンコールではレイコを連れて登場した小林さん。2人と共にレイコも頭(?)を下げ、その後は小林さんの胸に。そして、作文は非常に長考したのち、

 (電話をとる風をして「あ、片桐さん?」)あきる野市
 両親の件ですが
 すみません…ぼくの口からはっ…

そして3回目の片桐さん。

 あきる野市
 両親が
 すっげえ心配!!

おおこれは!という感じ。ここで去るときに小林さん、手を下のほうで交差させ、客席に×、呼ぶな、ってことなんでしょうがそういうわけにはもちろんいかず。4回目。やっぱりすごく考えてました。その間、片桐さんは「あの…トイレ行ってもいいですよ?」「もうロビーで…」などと言ったり、客席の手拍子に合わせて踊ってみたり。小林さん、かーなーり悩んでまして「だっておもしろいこと言いたいんだもん!」「おもしろいって思われたいんだもん!」と。な、なんだかかわいい…。で、4回目。

 あきる野市市立病院のものですが
 両親の件ですが…
 すみません、ご家族のみなさんを集めてください!

そして去り際、今度は人差し指を立て「もう1回ね」ってことですね、小林さん。で、最後5回目の片桐さん。出てくるなり「なんだよー!」的なことを叫んでいましたが、

 あきる野市市立病院のみなさん!!
 両親を
 救ってください!!

と素晴らしい締めを!
最後、拍手の中、小林さんが口パクで何やら「もうおわりねー」的なことを言っていたのですが…うう、お、思い出せない…なんだっけ…お、思い出し次第書きます。

とりあえず、まだまだおでこの若葉マークが外せないままなのですが、ちょっとした感想を。一応、続きを読むを使います。ほんと単なる感想なのですが。


全体的にスムーズな展開だったというか。だから特に「今日こんなことが!!」的なことってあまりなかったんじゃないかなって思います。「マスタード」は「マスターカード」でだったり。ティーチャーが京都コント「よーじや」やって、その後教卓に戻って「ビミョウ!!」と叫んだり、どんたくDJで客席から歓声があがったので「ちょっと長くやります」ってプレイしてくれたり(本当にうまいですねえ…)、宮崎キャンプでは「俺なりの清原」を見せてくれたり。大吟醸では「後輩から面堂終太郎と呼ばれている!」&「暗いよ狭いよ恐いよ!!」という面堂ネタありました。…今日は席がちょうど大吟醸がレディチを行う位置の真正面だったのですが…わわ、舌が赤くてエロい!!(←意味不明)
私が見た「アリス」はもう3ヶ月前。東京公演2日目でした。そのときはなんだか舞い上がっていて、全然ちゃんと観てなかったんだなーって思いました。そのときももちろん楽しかったのですが、今日観て、片桐さんの表情とか、小林さんの細かい動きとか、半暗転での二人のキレイな動きとか。とくに最後のコントでは、前回は言葉ばかりに気をとられていて表情までは全然目がいってなかったのか、今日観て初めて気づいたところがたくさん。片桐さんってすごいんだなあ。表情が役者だもんなあ。
1月に「アリス」を観たあと、そのときにお世話になった方にお会いしたときに「こう、もう1回ぐるりと全国を回って育った姿を見たいです」と言った覚えがあります。そのときは、4月に東京にいるかまだわからなくて、そしていたけどチケットとれなくて。それでも今日、いろんなところでいろんな人たちと、そしてラーメンズとスタッフが作り上げてきた「アリス」を観ることができて本当によかった。間がぼーんとあいた分だけ、「あらーしばらくみないうちに本当に立派になって…」と甥っ子に会ったおばちゃんのような感じです。いや、違うか。潮が旅を終えて白面のものと対峙したというか。あ、余計わけわからない。とにかく、どこがどうかわったとか、そういう細かいことじゃなくて、成熟した姿を観させていただきました。
まだまだ「ファンです」とは名乗れませんが、これからも楽しみにしたいなあと思っています。ちょっと離れてるかもしれないけど、楽しみに思う気持ち、期待は持っているので。ああ、よかったなあ、ここにいられて。