30minutes鬼(2005/07/29 25:30-26:00)

放送前に先週の分の録画も見ました。…でた!野次馬スタンガン矢作!!そして小木さん、バッタ眼鏡でした。…やっぱりバッタ眼鏡は気持ち悪さを増長させる効果があると思えてなりません。
で、先週は5人だけだったんだけど、今週は真木よう子がゲスト。今から15年以上前の夏、と設楽の語りから始まった第5話「のっぽのサリー」

夜の浜辺。流木に腰掛けて話す二人の男。のっぽのサリーについて語るサングラス小木。「のっぽのサリーっていうのは数年に1度この海にやってくる伝説の波のことだ。下手すりゃ命を奪いかねない恐ろしい波…しかし多くのサーファーがその波に恋をし…そして多くの夢を奪った。そんな悪魔のような女だ」という小木に「くだらない話ですね」とリーマン矢作「サーフィンとか、伝説の波とか…今の世の中に命をかけるものなんてなにもありませんよ」焚き火と波を見つめる2人。
高校3年生の設楽と荒川は海の家でバイトをしていた。童貞の二人の頭の中は、女との出会い。「くっそー。完璧な女なんてどこにもいねえじゃねえか!」と憤る荒川。海の家にいったら年上のやらしい女に「君たち…おねえさんがやらしいこと教えてあげるわ」とかなんとか言われちゃったりするかもとかどうとか、そんなことを思っていた二人。そこへ海の家の従業員の日村、とうもろこし食べながら登場。話を聞いた日村、「そんなおまえらが望むような女がそんな簡単に現れるわけねえんだよ」と言うと、その後ろから「ここ、まだやってるの?」と声が。そこには真木の姿が。
再び浜辺。「適当に仕事をして、適当に遊んで、適当に恋をする。僕はそういう男でした。…そういう僕に魅力を感じないといって、よう子は…。すみません。初めて会ったのにこんな話して。」と語る矢作。「昔、この海には、伝説のサーファーと呼ばれた男がいてね…」と小木。「まるで命をもてあそぶような無茶をしていた。でもその男は金も名誉も…無茶する男が魅力的なんて、戯言だ」同意する矢作。「しかし無茶をすることによって、その男は人生に一つも悔いを残さなかった」と唇を噛む小木。「もしかして…伝説のサーファーって…」と小木を見る矢作。「昔のことは忘れたよ」と小木。ジュースでも買ってきます、と立ちあがる矢作。
海の家では真木を接客する設楽と荒川。当然下心丸出し。ジュースを出してそばでモジモジとしている2人に「別に今、注文ないけど?」と真木。2人はカウンターの方へ下がる。「なんでナンパしなきゃいけねえんだよ」「やらしい女かわかんねえじゃねえかよ」と小声で言い合っていると「あの女はやらしいよ」と2人の後ろに現れた日村。ますます妄想が膨らむ高校生。「よし、童貞のおまえたちに、女の落とし方、見せてやるよ」と日村、真木のところへ行き、勢いよくテーブルに腰掛ける…が、「全然だめだ」と戻ってきて「…お前行けよ」と設楽に言う。しかし振られたらカッコ悪い、と躊躇する設楽。すると「僕がいきます」と荒川が。「あの…こんな真夜中に、じょ、女性の方が一人で何をしてるのか…と…」と恐る恐るといった感じで話す荒川に「なんでだと思う?」と真木。「もしかして…失恋?」と聞くと「へえ、君って勘がいいんだね。もしそうだとしたら、君がなぐさめてくれる?」という真木。カウンターからみていた日村に「なるほどな…あの女、年下好きか」といわれ、慌てる設楽、思わず真木の元へ。「あの、僕と話を…」「ちょっとお前なにしてんだよ」と真木のところでもめる高校生。それを見て「私もう、行くね。ケンカするなよ、少年たち」と真木は席を立つ。「ちょ、ちょっと待ってください!」と思わず真木の手をつかむ荒川。その手を振り解こうとする真木。そこへ来た矢作、「…!!お前ら、よう子になにしてんだあっ!」とカバンで設楽になぐりかかる。
「何考えてんの!」と矢作を睨みつける真木。「お前が…乱暴されてるのかと思って…」と矢作。「まあまあ、ケンカしないで」と真木と矢作にお茶を出す日村「あんたら、カップルだろ」と聞くと「違うわよ」と即答する真木。「フリーなんだ。じゃあおっぱい触っていい?」と言う日村に「何いってんですか。だめですよ」と矢作。「アンタがダメとかいう権利なんてないわ」と真木。「じゃあ触っていい?」という日村に「それ違うでしょ」と荒川。
「もう終わった関係」という真木に対して「僕は認めてない」と矢作。話し合うために真木を追ってきたらしい。別れた理由を「一緒にいてもおもしろくない」「この人は何に対しても本気になれない適当な人なの。仕事にも遊びにも…そして私にも」という真木に「だから僕は変わろうとしてる!だから君を追ってきた!」と机をたたく矢作。と、携帯電話が鳴る。慌てて電話に出る矢作。「実家でゴタゴタがありまして…ハイ、すぐ朝イチには戻りますんで」というのを聞き、「追ってきたっていってもその程度でしょ。無茶なことなんでできないのよ。何もかも中途半端なのよ、私に対する気持ちなんて」と責める真木。何もいえない矢作。「あーどこかに私を熱くさせてくれる人、いないかな」と真木。それをなだめるように「そういうけどさ、無茶できる人間なんて、そうはいないよ?」と日村、伝説のサーファーの話を始める。「その男は…のっぽのサリーにたった一人で挑んだんだ…でも、その男は…」首を振る日村。「確かに…無茶するのがすべてだとは思わない。でも、人生のうち1回くらい、男のそういう姿を見てみたいって思った私っておかしい?!」と真木。それを聞き、立ちあがる矢作「僕、帰ります」と出ていく。
再び浜辺。「無茶ってなんなんですかね…考えれば考えるほど、わからなくなります」と矢作。「考えちゃだめだよ。感じたことを感じたままやる。気づくと男ってのは無茶なことをやってるもんだよ」と小木、おもむろにサングラスを外す。小木の目の上に大きな傷が…「もしかして、あなたがこの海の伝説のサーファー…」と聞く矢作に「そんな話はもういいだろ」と小木。そこへ風の音が。指をなめ、上にかざす小木「来る。来るぞ。夜明けに悪魔がやってくる」とつぶやき「サリーが来るぞ!!」と叫ぶ。
海の家。よう子の元に、サーフボードをかかえた、海パン一丁の矢作が。「よう子、僕はやってみるよ!!」のっぽのサリーに乗ってみる、という矢作「もし、僕がその波に乗れたら僕とよりを戻してくれ!」と。「ちょ、ちょっと待ってよ!」と真木。そこへ「だったら俺もその波に乗る!!」と荒川「よう子さん、俺がその波に乗れたらあんた俺と付き合ってくれ!」と。設楽も「だったら俺も!俺もその波に乗れたら…僕と付き合ってください!」とおかしなことになり「あんたたち何いってんのよ?!」と真木。そこへ「俺が見届け人になってやる」と声が。入り口によりかかる小木、「おい、ねーちゃん。男が無茶するって決めたらとめんじぇねえよ」と入ってくる。「おいおいおい、何おまえら大きい声だしてるんだよ」と日村が奥から出てくる。と、小木と顔を合わせ「…!!てめえ、金返せこら!!」ヘッドロックを決める日村。「何してんですか!伝説のサーファーに向かって!!」と止める矢作に「こいつはなあ、俺から金借りて返さねえただのプータローだよ!!」…ええ?「じゃあ伝説のサーファーは?!」「ああ、板垣さんか、板垣さんは役場で働いてるよ」…じゃあ、サリーは??
外に出ると穏やかな海。空がうっすらと明るくなってきていた…。
「バカみたい。…わたしいくね」と真木。雄叫びをあげ、海に全裸で飛び込む矢作、設楽、荒川。逃げようとする小木をつかみながら「いやあ、夏だ、夏だよ。思い出だ」と海を見つめ満足げに頷く日村。

いつもの別枠、インタビューシーンでは15年後にみんながひさしぶりに集まるということになっていたのですが、なんと最後、「今日、なんで集まったの?!」と聞けば小木と真木が結婚することになりました…というなんで小木と?!というオチがつきました。ハイ。
今回はねーストーリーというよりもこう、細かいところがかなりツボ。基本的には設楽さんの語りで進められているんですが、それがかなりおかしかったです。良々は微妙に高校生に見えるところがすごい。そして…ええ、好きですよリーマン矢作。今回は結構語り部分が多くてちょっとあやうい感じでしょびしょびしゃべってましたけどね。最後にはボード抱えたサーファー矢作も見られましたしね。でも海パン+スニーカーはどうなのよそれは。そしてそして小木さん…そのサングラス+白ランニング…一挙手一投足がおかしいよ…小木さん…ああ…。