スネオツアー2005フォーク「まんざらでもない」(2005/03/24 金沢AZ)

そんなわけで、わーわー言っておりました、スネオヘアー2005ツアーフォーク「まんざらでもない」金沢AZです。
チケットがこないと大騒ぎし、結局入れてはもらえたのですが、最後だったので…後ろのほうでちょこんと観ていました。でもAZのキャパは300人ちょいなので、ステージまでは近かったです。どうなんでしょ、このツアーでは一番キャパ小さいのかも。当日券売ってましたが、会場はほぼ満員でしたよ。で、これだけ小さいと後ろでもスネオの歌う表情が見えるんですよね。スネオは歌うときにそんなに笑顔になったりすることはないんですが、それでもふっと垣間見える力ない笑顔とか、高音部のしかめ面とかを見ることが出来てちょっと嬉しかったです。
いつもどおり(?)押しでスタート。前回の川崎では気が付かなかったのですが、最初の客入れのBGM、音楽にのせて「満更」「満更でもない」とスネオの声が入っていました。
セットリストは前回川崎*1とほぼ同じ。アンコールだけ、違いました。その話はのちほど。金沢でのライブは2002年以来2回目ということで、MCは最初のうちはやや抑え目の感じでした。以下、箇条書きで。

  • 前日の新潟から電車で移動だったスネオ御一行。なんとファンの人と同じになったそうで、笑顔を絶やさず来たとのこと。「もうね、課長がさあ、ほんとやんなっちゃって…(ニコッ)」「ほんともうねー(ニコッ)」
  • 外は大荒れ。金沢入りしたときはまだ降っていなかったのに…「このツアーではまだそんなに降ってないんですけど*2」「外はもう雨が、雪に…」とまた適当なことを言ったのに、お客さんが素直に「えー」と反応してしまったため「うそです」。さらにその後「もうね、桜の時期なのにね」「冬はもうね、古い。冬は古い」「雪はダサい」…
  • 会場からの「ロックなめんなよー」という声に「そういうこと言うのやめたんです」敵を作るから、とこれからは「…バンド多すぎるんだよっ!!」さらに「難しい名前多すぎるんだよ!…あ、嘘、みんなカッコいい名前で…」
  • 「今日は雨でこう、足元濡れて、ズボンの裾濡れて気持ち悪い〜みたいなね」で、ズボンやパンツはありませんが、「Tシャツが…」と物販の話。今回一押しは「満更」漢字Tシャツで「古都金沢で、漢字がこう、似合うからさ…」
  • 「スネオ!」に続けて「ヒロ!」の声。それに反応したスネオ、「同じ人?」とついMCじゃないところ(5曲目と6曲目の間)で話し始める。
  • 新潟ではメンバー紹介ができなかったとのことで、「今日はします」と音楽に乗せて紹介。アドリブで「金沢では…雨が降っていた あの娘の傘も 濡れいていたな」などと歌いながら。順に紹介していくも、なぜかベースのエイキチさんのところで、プレイ中のエイキチさんと見つめ合い、飲んでいた水を噴き出すスネオ。「見つめあった目の奥に 俺が映って 映った俺を見て…」などと歌っていましたが。
  • ツアーも今日が11本目とのこと。「13本目に爆発するから」と言い出し「でも、今日もね、天井からこう、水がどばーっと…」来ませんから。
  • メンバー紹介、最後自分のところでは「スネオヘアー渡邊健二。5月で34歳。血液型O型。ちょっとあやしい。」ちゃんと調べたほうがいいようです。O型かどうか。

「やっぱり地方では下ネタは自粛かな」と思っていたのですが、後半どんどんおかしくなってきて、『フォーク』の曲紹介では歌詞が深い、というようなことをいい、「聴いてると…こう、うん、スネオ!抱いて!みたいな」などと言い出して。ここで会場から「抱いてー」という声があがり、なぜかメンバーから「おおーー」という声が。それを受けたスネオは「よし、終わったら楽屋来い」(←いつものロッカー風にどうぞ)でも「来てもね、警備員にすごいのに止められるからね。こう、つかまれて、押さえられて…警備員に抱かれることに」なんてキレイにオチが。
さらに、これにとどまらず、終盤何かの発言の後、会場から「きもい〜」と言われたスネオは「お!今、勃起した!」と出ましたよ、引かれて興奮発言。ここへきて…。あと、メンバー紹介の最後には「まるでドラマみたいだ〜」とアドリブで歌った後に「アジカン*3じゃなくてこっちにきてくれてありがとう〜」と。わはは、やっぱり言ったか!さらにその後のMCでは、アジカン売り切れで仕方なくこっちに来た人も満足させたいというようなことを言いたかった、はずが途中からしゃべって手分けわかんなくなっちゃったらしく、結局「俺なりのアジカンで!!」と訳わかんないことに。
ま、MCは相変わらずでした。連日だったのでちょっと心配だった声も思ったほど悪くはなかったし。ちょっと曲のテンポを落とした感じのものが多かったので、でもその分スネオの声が伸びるところとか、よくわかってよかったです。
あ、それと新曲『ワルツ』、さわりのとこだけやってくれましたよ。雰囲気としては『ストライク』や『テノヒラ』とは違うタイプ。「それはまるでワルツのようだね〜」ってとこしか覚えてないのですが…たぶんこの先、どこかで完全な形でやってくれるんじゃないかなあ。
ここから、曲名出してのちょっとした感想なので、一応「続きを読む」にしますね。







もともとテンポのいい『アイボリー』は前回さらにアップテンポだったのですが、今回は普通にもどった感じ。「なりやまない〜」のとこのフレーズ、回数重ねるごとに色気を感じるのは…私だけ?他にも『夢の続きのようなもの』なども若干ゆっくりしたテンポでした。歌っている表情が見える中『LIST』は出だしから畳み掛けるところあたりまでの表情の変化がすごくよかった。徐々に力が入っていく感じというか。真ん中のアルバム『フォーク』以外の曲もよかったです、表情。
スネオは3曲目『アイボリー』では左右のアンプの上に立ち、後半の『ピント』ではステージを飛び降り(というか、落下?)、メンバースタッフが慌てて引き上げに。センターのマイクは落ちたままだったのか、その後ステージに戻ったスネオは向かって左のエイキチさんのマイクで歌っていました。む、無茶しないでください…。
アンコールは、『訳も知らないで』と『テノヒラ』の2曲。『訳も知らないで』は入りのアレンジがずいぶん違っていました。『テノヒラ』は珍しく、というか覚えている限りでは初めて会場にマイクを向けたスネオ。サビの「照らし出した〜」の部分を歌わせてからちょっとだけニコリと笑ったスネオの顔が忘れられません。あのちょっと力ない笑顔をここで見せてくれたことを嬉しく思うし、また見せに来てくれると嬉しいなあと思いました。でも…そう、『the end of despair』を演らなかったんですよ!!『テノヒラ』の後それがくると思っていたのでちょっとショック。…いや、もう今日は最初からアンコールはこの2曲だったらしいし、どうやら別の場所で機材トラブルがあったとかないとかいう話も聞いているので…そのせいかもしれないのですが。そ、それだけ、ちょ、ちょっと心残り…。
でもね、いいライブだったよ!!だってスネオの「お客!」が聞けたから!!そしてスネオが私の大好きな街の名前を呼んでくれたから!!ツアーも残りもう少し、最後まで走り抜けてください。私ももうちょっとその姿、見せてもらいます。楽しみ。


*1:川崎のレポもどきはhttp://d.hatena.ne.jp/wabi-nago/20050227#p3にて。セットリストありますのでご注意を。

*2:スネオはどうやら雨男らしい。風貌も…そんな感じだよねえ。

*3:同じ日に金沢でアジカンのライブもあったのです。何も同じ日に…と思った人も多かっただろうに。